2018年は興行収入90億円を超え、波に乗っている劇場版名探偵コナン。
2019年作品の予告映像やポスタービジュアルが公開されるなど、話題は尽きません。
劇場版やTVアニメのコナンを繰り返し見ている大のコナンファンのわたしが独自に作成した、劇場版名探偵コナンおすすめ作品ランキングを発表します。
1997年から2018年までに公開された、全22作品の中のわたしのおすすめ作品ベスト5です。
このランキングは、まだ一つも見たことのないという方はコナンを楽しむきっかけに、全作品見たことのあるファンの方もよりコナンを楽しむ機会にしていただけると思います。
Contents
5位 14番目の標的/1998年公開
劇場版第2作目の作品でありながらトランプになぞらえた連続殺人・犯人のミスリードなど、ミステリー作品としての完成度はピカイチ。
新一と蘭の初々しい関係性はもちろん、小五郎と英理の別居の真相が明かされるなどラブコメ要素もたっぷり。まさに劇場版名探偵コナンの王道といえるような作品です。
カウントダウンのように続く連続殺人に、最後まで手に汗を握りながら楽しむことができます。
アクション | |
ストーリー | |
ラブコメ |
4位 ベイカー街の亡霊/2002年公開
「人工知能なんてまだ生まれちゃいけなかったんだ。」
2002年公開と17年も前の作品でありながらAIやVRをテーマにしていて、17年後の今見ても古さを感じさせません。メッセージ性の高さは全作品中ナンバーワンでコナンファンの中では、歴代最高傑作との呼び声も高い作品です。
子供の頃はテーマが難しくあまり好きになれませんでしたが、大人になってから見ると子供向けとは思えないメッセージ性の高さに感激します。まさに大人向けコナンです。逆にいえば、さっくりとコナンという世界観を楽しみたい場合には向かない作品でもあります。
アクション | |
ストーリー | |
大人向けメッセージ |
3位 天国へのカウントダウン/2001年公開
これぞ劇場版名探偵コナンといえるすさまじい爆弾劇。博士のメカに頼らないド派手ななアクションは、最近の作品にはない面白さがあります。
少年探偵団も巻き込んだ恋愛事情は、ストーリーをほっこり展開させてくれます。また、深夜どこかに電話をかける不審な灰原の行動の真意に迫るサイドストーリーからも目が離せません。灰原哀が好きならば、まず見てほしい作品です。少年探偵団を中心にストーリーが展開していくので、少年探偵団が苦手な人にはおすすめできません。
劇場版にはじめて黒ずくめの組織が登場しますが、物語の主軸からは離れているので組織のことがわからなくても安心して楽しめます。
アクション | |
ストーリー | |
少年探偵団の活躍 |
2位 世紀末の魔術師/1999年公開
「キミに一つ助言させてもらうぜ。世の中には謎のままにしておいたほうがいいこともあるってな。」
キッドや平次など、おなじみのキャラクターが劇場版に初登場。特にキッドは作品のキーマンになっています。とにかくかっこいいシーンやセリフが多数あり、これを見れば怪盗キッドに惚れてしまうこと間違いなし。ファンにとっては見逃せない作品です。
エッグを巡るストーリーの中で、蘭は「コナンは新一なのではないか」という疑いを深めていきます。その点もラストまで目を離せない重要なポイントです。
怪盗VS名探偵VS殺人犯の三つ巴が絡み合うストーリーと、美しいラストから目が離せません。
アクション | |
ストーリー | |
かっこいい怪盗キッド |
1位 瞳の中の暗殺者/2000年公開
「君は一体、何者なんだ」
初期の作品は順位のつけがたい名作揃いですが、あえてこの作品を1位にしたのは、それぞれのキャラクターのよさが際立っていると感じるからです。
もちろん主役はコナンですが、周りを固める小五郎や園子、少年探偵団に警視庁の面々などそれぞれの人間味を感じられ、何度でも見たくなります。
また、新一が小さくなってしまうきっかけになった、原作1話に描かれている新一と蘭のトロピカルランドでのデートがたびたび回想シーンで描かれるのがファンとしてたまらないポイントです。
大事なストーリーも、複数の容疑者がおり、しかも警察内部の人間かもしれないなどボリュームがあり、トロピカルランドでのスケボーアクションも圧巻です。
ラストシーンのセリフは鳥肌が立つほどに秀逸で、わたしの中では文句なしの1位です。
アクション | |
ストーリー | |
新一と蘭の愛情 |
まとめ
ストーリー性を重視した結果、軒並み初期作品になってしまいました。
第5位:14番目の標的
第4位:ベイカー街の亡霊
第3位:天国へのカウントダウン
第2位:世紀末の魔術師
第1位:瞳の中の暗殺者
おすすめ作品をランキングにしましたが、時間が許すのなら、ぜひ1作目の「時計じかけの摩天楼」から公開順に見ていただきたいところです。
昨年話題となった2018年公開の「ゼロの執行人」は、最近の作品の中ではミステリー要素もあって面白かったのですが、惜しくもベスト5圏外といったところです。それほどに初期の劇場版作品は面白いです。最近コナンにハマった、安室透に惚れてコナンを知ったという人にはぜひぜひ、初期作品にも興味をもって見てもらえたらと思います。
近年の作品は、博士のメカと派手なアクションに頼り切った作品が多く、ストーリー性に欠けていると感じられるのが残念なところです。派手なアクションが好きな人には、このランキングは少々物足りないかもしれません。
今回ランキング圏外とした作品の中にも、ぜひ見てほしいオススメ作品がたくさんあるので、次回は全作品をランキング形式にして発表したいと思います。
2019年4月12日より公開予定の23作目となる「劇場版名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)」は、劇場版初登場となる京極真VS怪盗キッドということでアクションがメインの作品になることは間違いなし。ただ、キッド登場作品には珍しく殺人事件がストーリーの軸になるようなので、ストーリーとアクションのバランスの取れた作品になることを期待しています。